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[Ď] 創り手の凄さを感じた映画「ゼロ・グラビティ」

お疲れ様です。@Micchy_Rです。

たまにはこういうエントリーで失礼します。

ちょっとネタバレですのでご注意ください。
年末年始にずいぶんと時間がとれたので、レンタルビデオ店に足を運んだのですが、そこで以前から気になっていた映画があったので早速借りて来たというところなのですが、子供が産まれてから映画館に行って映画を観れていないなぁと思い出した感じです。

ゼロ・グラビティは、原題がGravityで、直訳すると「無重力」。
2013年8月28日に第70回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品として上映され、その後のアカデミー賞では賞を総なめ。主演のサンドラ・ブロックはノミネートまでいきました。

映画『ゼロ・グラビティ』

※作品中の音が再生されますので、ボリュームに注意してください。

出演ががサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人のみ!
後半はサンドラ・ブロックのみで91分間。

脚本に取り掛かってから完成まで4年以上かかっているというだけでも、創り手の凄さを感じざる得ません。

宇宙空間という中での特別な心理状態や興奮状態、感情の起伏がとてつもなく伝わってきます。
最初はスローな音(空間や感情を表しているだろう音源で、音楽ではない)の中で始まるので、なかなか入り込めなかったのですが、映像が美しく、どうやって撮ってるんだろう?と変な疑問から始まりました。

宇宙服の中の表情・映像から、外に出てくるときにはさすがに??となり、完全に映画に入り込んでしまっていました。

宇宙空間のゴミ

ケスラーシンドロームが発生し、船外活動中の2人を襲う。上下左右も分からない状態で放り出されたライアンを、船外活動ユニットを付けていたマットが救出に行くところから展開が急に速くなる。

このあたりからは完全に夢中になっており、のめり込んで観ていました。
自分の立場だと非日常な場面。さらに非日常な事態になってしまいここからどうなるの?

酸素の残量

宇宙空間のゴミによってスペースシャトルを破壊され、地球に帰る手段がなくなる。
さらに宇宙服の酸素も残り僅かな状態で、閉ざされかけた道を開く。

このあたりからは「生きて帰ってくれ」という願わずにはいれず、手に汗を握るとはこういうことなんだと理解しました。。。

なんだかんだあって、ここでというような状況で映画は終わってしまいます。
その後が全く無いあたりは観る人によっての創造なのですね。

共有や共感性だけではないし、映画的要素を出来るだけ削ぎ落とされた中にある圧倒的な宇宙体験をさせてくれた映画でした。
それは映像や音楽だけで緊張感を与えてくれて、汗や涙や声という一人の女性のもつ恐怖が近さを感じさせてくれました。
生きるって凄いな、生きようとするパワーって凄いなと思い知らされました。

内容にはあまり触れずに書いたつもりですので、お時間の許す方は是非観ていただきたいと思います。圧巻です。

by Micchy_R

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